国立研究開発法人 理化学研究所
国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)は、科学技術に関する試験及び研究等の業務を総合的に行うことにより、科学技術の水準の向上を図ることを目的とし、最先端の科学技術を駆使して、物理学、工学、化学、生物学、医科学などの分野で総合的な研究活動を推進している総合研究所です。
1917年に財団法人として設立以来、ノーベル賞受賞者を5名輩出するなど、現在に至るまで、常に科学技術の最先端に位置しています。
理研ベンチャーとは
理研ベンチャーとは、世界最先端の科学研究分野で活躍する理研の研究者が、自らの研究成果を中核技術として起業した企業群です。
理研には、研究成果を実用化に結びつけるため、研究者が企業を興すことを積極的に支援する「理研ベンチャー制度」があります。
支援の対象となるベンチャー企業は、理研の研究成果に基づく特許権を実用化するために「研究者が設立に参画した企業」であり、理研が「経済社会の発展、科学技術の振興などの観点から有意義であるとみとめたもの」に限られています。
詳しくは、「国立研究開発法人理化学研究所 外部連携」 をご覧ください。
VCADシステム研究プログラム
TRIALPARKの製品群には、理化学研究所で長年にわたり培われた数値シミュレーション技術をもとに開発された「次世代型ものづくりツール『VCAD』」のさまざまな技術及びソフトウェアが活用されています。
- TP-STRUCT (3次元弾塑性変形解析ソルバー)
- TP-SurfaceMesh (3次元CAD Viewer & 表面メッシュ生成ツール)
実物を衝にした数値解析システム「VCAD」無償公開
VCADは、3次元CADにより描かれた形状データ、3次元形状測定機及びX線CT装置などで測定された3次元データをもとに「もの」の内部構造及び空洞等の欠陥も含めて実体を表現し、構造解析や流体解析等が行なえる次世代システムです。
開発されたソフトウェア(研究成果)は、ものづくりや生体等、様々な分野の多くの研究者・技術者による研究開発のための基盤ツールとして自由に活用され、VCADが広く普及していくことを目的として無償公開(http://vcad-hpsv.riken.jp/jp)されています。